第10回例会は、懇話会活動を広く知っていただくため、初めてオープン形式で開催。「神戸マラソン」や「企業交流運動会 in KOBE」の調査結果や参加企業の事例発表等を通じて、スポーツイベントを活用した地域や社内の活性化について考えました。
テーマ | 「スポーツイベント」×「活性化」~地域活性化と社内活性化を考える~ |
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日 時 | 平成30年12月11日(火)16:00~18:00、18:00~19:30(参加者交流会) |
場 所 | 神戸商工会議所3階 「神商ホールA」(例会) 「第3会議室」(交流会) |
内 容 | 1.「神戸マラソンと企業交流運動会 in KOBEを通じたイベント効果の検証」 |
〔流通科学大学 山口准教授〕神戸マラソンの調査研究結果から、「もっと地域を巻き込み、地域から愛されるイベントにした方が良い」と提案。また企業交流運動会は、全体として評価は高いとしたうえで、もっと他社との交流促進につながる仕掛けが必要と指摘した。
〔フェリシモ 東氏〕企業交流運動会が社内活性化に役立った理由について、「運動会という誰もが経験済のものであったこと、ノエビアスタジアムが会場であったこと」などを紹介。次の展開として、地元企業を企画段階から巻き込み、内容をさらに充実させてはどうかと提案があった。
〔アシックス 鷲野氏〕企業交流運動会、企業交流リレーマラソンに参加した社員からは、「Tシャツを揃えて参加したことで社員同士の交流が深まった」と紹介。また、他社との交流を促進・継続させる仕掛けを行うことで、ビジネスへの発展や地域活性化につながるのではないかと述べた。
〔ロック・フィールド 正戸氏〕神戸マラソン前夜のカーボローディングパーティやヴィッセル神戸プレミアム席でのケータリングについて紹介。「スポーツと食が融合することでコミュニケーションが活発になり、食の大きな可能性を感じている」と語った。
ディスカッションでは、山口代表世話人をコーディネーターに、スポーツイベントを地域・社内の活性化に役立てる方策等について、各事例発表者が自身のマラソン大会出場に基づく体験談を交え、意見交換を行った。
交流会では、日本酒で乾杯の後、ロック・フィールドより提供していただいた特別メニューやイニエスタワインを楽しみながら、活発な交流が行われた。
第9回例会では、4×100mリレーナショナルチームや神戸製鋼コベルコスティーラーズの事例発表とチームビルディングの体験を通じて、スポーツを活用した組織づくりやチーム力の醸成について考えました。
テーマ | 「スポーツ」×「チームビルディング」~スポーツを活用した組織づくりやチーム力強化を考える |
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日 時 | 平成30年11月13日(火)16:00~18:00 |
場 所 | アリストンホテル神戸2F「バレンシア」 |
内 容 | 1.「4×100mリレーナショナルチームから学ぶ目的達成に向けた組織作りの考え方」 |
参加者 | 36名 |
今回の司会は神戸スポーツ産業懇話会の世話人で流通科学大学人間福祉学部の山口准教授が担当。
関西学院大学の林教授は、4×100mリレーナショナルチームの強さについて、「個々の選手のタイムでは他チームに負けているが、チーム力・組織力を高めることでバトンパスの技術を磨きメダル獲得という結果を残した」と紹介。「企業においても、個人の集合体でなく1つの生命体として捉えてチーム力を高めることが、目標達成に向けた組織づくりに繋がる」と強調した。
神戸製鋼コベルコスティーラーズの福本チームディレクターは、チームビルディングの取り組みについて、「チーム・会社のレガシー(歴史、文化)を深く知ることでチームの愛着や愛情が強まり、それが各選手の自信やプライドとなった」と話し、「チームアイデンティティを追求することが結果としてチーム強化につながり、今期の好調を支えている」と紹介した。
大阪国際大学の高見教授は、チームビルディングの手法『イニシアティブゲーム』について、一人では困難な課題でもチームのメンバーそれぞれの能力を出し合うことで課題解決につながると紹介。
高見教授進行により、各グループに分かれて課題解決型アクティビティに取り組み、メンバー間で積極的にコミュニケーションを取りながら、実際にチームビルディングを体験した。
神戸スポーツ産業懇話会では、設立1周年を記念して「スポーツ実施率の向上」をテーマとした特別公開セミナーを開催しました。
スポーツ庁では、成人のスポーツ実施率を週1日以上が65%程度、週3日以上が30%程度となることを目指しており、当懇話会も実施率向上を成果目標の1つとしています。セミナーでは、スポーツ庁における取り組み紹介のほか、地元企業を交えたトークセッションを通じて、スポーツを通じた社員ならびに会社の活性化について考える機会としました。
日 時 | 平成30年10月9日(火)16:00~19:00 |
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場 所 | アリストンホテル神戸 |
内 容 | 1.開会挨拶 |
参加者 | 89名(交流会64名) |
尾山副会頭は、開会挨拶で今後成長が期待されるスポーツ産業の現状について説明。また、来年から始まるゴールデン・スポーツイヤーズに向けて、まずラグビーワールドカップ神戸開催を成功させ、神戸の街を盛り上げていきたいと意気込みを語った。
山口代表世話人は、当懇話会設立からの活動状況について報告。また、次年度は、「スポーツスタート」をテーマに、神戸発祥のスポーツに焦点を当ててスポーツ実施者を増やしていきたいと抱負を語った。
スポーツ庁の安達課長は、スポーツ習慣の少ないビジネスマンのスポーツ実施率の向上に向けた取り組みとして、『FUN+WALK PROJECT』や『スポーツエールカンパニー』を紹介した。
トークセッションでは、住友ゴム工業の平野課長からはゴルフ人口増加に向けた取り組みの紹介、ヤノ運動用品の矢野社長からは「企業交流リレーマラソン in KOBE」(9月23日)の開催報告が行われた。その後、社員のスポーツ実施の取り組みを進めるにはどうすればよいのかについて意見交換を行った。最後のまとめで、山口代表世話人は、「会社でのスポーツ実施率を高めるにはコーディネート役を行う社員が不可欠であり、スポーツのチカラを活用して神戸の社員の活力アップに繋げてほしい」と締めくくった。
参加者交流会には、尾山副会頭をはじめ64名が参加。スポーツ産業に関心の高い企業間で活発な意見交換が行われた。