2016年のスポーツ部門の市場規模は4兆280億円。球技スポーツ用品、スポーツ施設、スクール事業の売上が縮小する中、スポーツ観戦の売上躍進が続いています。プロ野球観客動員数は4年連続で増加、Jリーグも増加傾向にあります。
ゴールデン・スポーツイヤーズが迫る中、Bリーグの誕生、プロ野球独立リーグの球団数増加等、「みる」スポーツの環境は激しく変化しています。
第4回例会では、特に「みる」スポーツの視点から、スポーツが持つ地域活性化につなげるチカラとその可能性をテーマに事例発表と意見交換を行いました。
テーマ | 「スポーツ」×「地域活性化」 |
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日 時 | 2018年3月6日 |
場 所 | 神戸商工会議所 3階会議室 |
内 容 | (1) 企業PR |
参加者 | 42名 |
グローバル・アジェンダの柴田代表からは、米国のNFL、NBAなどのチャンピオンシップリングを製作しているJostens社の日本での今後の戦略とスポーツ振興の取り組みが紹介された。
関西学院大学の林准教授からは、スポーツ観戦市場は増加傾向にある中、特にスポーツチームの地域活動の重要性について説明され、ヴィッセル神戸のホームタウン活動などが紹介された。最後に、スポーツの持つ価値をもっと社会に還元、共有されるべきであると締めくくられた。
兵庫ブルーサンダーズの高下球団代表兼GMからは、近畿地方を中心に活動している独立リーグBFLの活動紹介のほか、同球団の目指す方向、大学との連携による若手人材育成、地域間交流の取り組みについて事例発表を聞いた。
第3回例会では、スポーツ栄養学の専門家から、「食」の重要性とスポーツ現場での「食」に対するニーズについて、また、実際にスポーツ向け食品を開発している食品会社から開発事例を聞きました。
テーマ | 「食」×「スポーツ」-スポーツ向け食品開発におけるビジネスチャンス- |
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日 時 | 2018年2月13日 |
場 所 | 神戸商工会議所 3階会議室 |
内 容 | (1) DVD上映(2018年1月24日特別公開セミナーTV放映分) |
参加者 | 38名 |
神戸女子大学の坂元准教授からは、プロ選手でも理想的な食事を取り続けることは難しいが、中高生の成長期に栄養指導を行い、食事の大切さに気付くと、成人しても食事に対する自己管理能力が高まる事例が紹介された。
オイシスの大西次長からは、神戸女子大学と共同開発しているスポーツシーン向け焼菓子の開発状況について事例発表を聞いた。
例会終了後、毎回、名刺交換会を開催していたが、今回、初めて交流会を開催し、参加メンバー同士の親睦を図る機会を設けた。
東京2020オリンピック・パラリンピック競技大会の開催が決定し、スポーツへの関心が高まっている中、特にパラリンピック競技がメディア等で注目を集めています。本セミナーでは、成長が期待されるパラ競技に焦点を当て、現役のパラリンピアンとドイツに本社を置く総合医療福祉機器メーカーそれぞれの立場からの講演やパネルディスカッションを通じて、パラリンピック競技への理解を深めました。
テーマ | パラリンピック競技の魅力を知る-今後の可能性と企業の関わり方- |
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日 時 | 2018年1月24日 |
場 所 | (株)アシックス本社 |
内 容 | (1) 講演 |
参加者 | 55名 |
アシックスの北浦氏からは、パラリンピックスポーツとの出会いから、本格的に陸上競技に取り組むことになったきっかけ、ロンドンパラリンピック、リオパラリンピック、ロンドンパラ世界陸上に参加しての感想と、東京パラリンピックへの想い等をアスリートとしての立場から話を聞いた。
オットーボック・ジャパンの矢野部長からは、1988年ソウルパラリンピック競技大会に初めて4人の義肢装具士による修理サービスを手掛けて以来、すべての夏季、冬季大会に参加し、パラリンピック競技の運営サポートを行っている同社の取り組み等について発表していただいた。
山口代表世話人をコーディネーターに、アシックスの北浦氏、オットーボック・ジャパンの矢野部長をパネリストとしてパラ競技の魅力と今後の可能性について意見交換を行った。